MTBはじめの一本 その4

コアな記事を期待している方にはつまらないかもしれませんが、
MTBをはじめて購入する方へ向けた連載記事で、いきたいと思います。
もうすでに、自分の愛車を持ってらっしゃる方も、はじめはいろいろと悩んだと思います。
決して安い買い物では無いと思うし、安い買い物をしようとすれば、
どこかに落とし穴がまっている。
決して焦ってはいけない、バイク選びですよね。


今回は、前回の予告通り、“下りを楽しむ為のバイクで抑えておきたいパーツ”これについて書いてみたいと思います。
まずは、タイヤ。
これは、下り向けの完成車なら、下りに向いたタイヤが装着されているので、それほど気にすることは無いと思います。
しかし、サスペンションのストロークが短くなってくると、そうで無いものが着いている場合がほとんどなので、もしそう言った物を選んだ場合は、購入後にタイヤの交換をオススメします。
タイヤにも、登り、下り、長距離などなど、ジャンルによっていろんなモノがあります。
簡単な見分け方として、タイヤの太さです。
カタログのタイヤの所に、26 x 2.1とか26 x 2.5とか書いてあると思います。
たまに無いものもあるかな。
その“26”というのは、タイヤの径のこと。
インチ表記です。
つまり26インチ。
そして“2.1”の部分が太さを表しています。
こちらも同じくインチ表記です。
下り用だと、2.3〜2.8太いものになると3.0なんてモノもあります。
最近ポピュラーなサイズは2.5でしょう。
こういったタイヤが完成車で装着されているようであれば、下りのことを考えられたモノと
考えても良いと思います。
中には、全く的外れなセレクトがされている場合もあるので、注意は必要ですが。
あと、購入後にタイヤ交換を考える場合は、その買ったバイクが、
太いサイズのタイヤを装着できるかどうか知っておく事が大切です。
太いタイヤを履きたいと思っても、フレームにタイヤが干渉して、
装着できないなんて事にならない為にです。
次にブレーキです。
下りでは、スピードのコントロールをしっかりと行わなければなりません。
止まりたい時に止まれる。
速度を落としたい時に、思ったようにコントロールができる。
長い時間ブレーキを掛け続けても、しっかりと効いてくれるし、疲れない。
これこそ、とても理想的なブレーキです。
それに少しでも近づけるように、下りを楽しむバイクには、
油圧のディスクブレーキが装着されている方がよいでしょう。
沢山種類があります。
値段もピンからキリまで。
高ければ良いってモノでもないですが、高いモノは理想にかなり近いブレーキになってきます。
はじめは何が良くて、何が悪いか分からないと思いますが、
後々ブレーキは重要になってくるので、気に掛けてみましょう。
しかし、こまったことに、ブレーキは使ってみないとその善し悪しが分からない。
定評のある構造をしていようが、使ってみたら期待はずれなんてこともあります。
asahiが過去にインプレした油圧ブレーキなどが、今はなきMTBmagazineでみれます。
まだどこかに売っているのでしょうか?
バックナンバーがあれば、探して読んでみてください。
ここでも、いくつか紹介できれば、またそのうち。
ちなみに今asahiが使っているAvidのブレーキは絶好調です。
かなりお気に入りです。
今回挙げた2つパーツは、走りにかなり影響するパーツなので、
カタログとにらめっこする時に、ポイントとして見てください。
次回は、XCまたはトレイルといった、ペダルをこいで走りまくるジャンルのバイクに
ついて書いてみようと思います。