最近のサスペンションに思うこと

最近のサスペンションに思うこと

2010年モデルあたりからガラッとダンピングの強さが変わったなと思うのです。


最近のダウンヒルバイクによく装着されているRockshoxやFoxの前後サスペンションはリバウンドのダンピングの強さは変わり無いと思うが、コンプレッションのダンピングはかなり強くなっていると思う。
旧モデルからニューモデルに変えた人はスプリングの硬さを今までどおりにセッティングしてしまうと、コンプレッションのおいしい部分を味わうことは出来ないだろうね。

コンプレッションのダンピングが強くでるということは、どうなるか?
ダンパーを軸にしたセッティングになり、バネバネしいおもちゃのような動きではなく、サスペンションとして質の高い感じを出せるようになるということ。

今までよりもスプリングを柔らかめにセットして、コンプレッションのダンピングで縮み側の姿勢変化を制御してあげるように考えを変えなければならない。コンプレッションが強すぎてほとんどダイヤルを回してないなんて場合は、スプリングの硬さを見直してみるといいかも。

参考までに
くみっこのリアサスにはFOXのRC4が付いているのですが、最初予想していたスプリングの硬さより2段階下の硬さのスプリングをセットすることになりました。それまで、バンバンと硬い感触があって、ちょっとしたことでタイヤが滑りだしていたのが、スプリングの硬さが適正になったことで、しっとりとした感触に変わったようです。

RC4の場合、ボトムアウトも調整できるので、スプリングを柔らかくセットすることで、ストローク前半と後半の動きをよりはっきりと分けて味付けすることは可能ですね。

なぜここに来てこんなに変わったのだろうか?
ワールドカップのコースが変化したことの影響なのだろうか?

BOSSとかダブルバレルとかダンピングがしっかり効いたモノが昔からありますが、マスメーカーもやっとこういったセッティングができるようになってきたのかな?っと思う今日この頃でした。