
コーナーリングがしやすくなるライン取り その2
コーナーリングがしやすくなるライン取りではタイトターンについて書きましたが、今回は急斜面を降りたあとのタイトターンについて書いてみようと思います。
ここは、Aコースの下部にあるJシリーズのスタート台直後のセクションです。
青のラインは、急斜面についた溝の真ん中を走るライン。
下りきったあとのターンがキツくなりやすく、アウト側にはらみやすいライン。
赤のラインは、アウトへ一旦振ってから曲がるライン。
しかし、アウト側は路面が荒れていて、見た目走りずらそうなライン。
どちらが良いかというと、赤になります。
ここで一旦アウトへ振るというライン取りには、コーナーを早めに曲がって立ち上がりを楽にする為と、急斜面を降りた後にターンするので、サスペンションが大きく沈み込みやすい状態になりやすいので、ターンを少しでもユルくして、サスペンションの沈み込みを抑える為に行います。
サスペンションが大きく沈み込んだ状態でのタイトターンは、ハンドリングが不安定になりやすいので、そういった状態にならないようにすることで、安全に且つ早くコーナーリングすることが可能になるのです。
赤のラインに入るには、斜面をやや斜めに走り抜ける必要があるので、ブレーキを強く掛けていると難しいラインです。ブレーキングの練習にもなるので、ぜひ挑戦してみてください。
ライダー:くみっこ