ダニー・ハートの走りから学ぶこと

あの走りで、さらにぶっちぎりで勝ったとなるとその走りが気になる気になる・・・
次元の違うスピードだけど、その走りからなにか学ぶことはないかと考えました。


何度も見ていると、走りの基本に忠実でツボがしっかり抑えられた走りなんだと思えてきた。
まずライディングポジション、これは昨日の記事でも書いたけど、バイクの真ん中に乗って、前後タイヤをきっちりとコントロールしていること。後ろ過ぎず、前過ぎず。ダニー・ハートの正確な身長はわからないけど、それほど大きくないはず。
自分たち日本人とそれほど変わらないと考えると、実にためになるポジショニングだと思う。

そしてサスペンションの使い方。
ギャップの大きさに応じて、ヒジ、ヒザを使って衝撃を吸収場合と、ヒジ、ヒザを踏ん張ってサスペンションに衝撃を吸収させる走り方。ギャップを越える前にプッシュをして、サスペンションが余分にストロークすることを抑える。
サスペンションの使い方は、速いライダーであれば誰でも行っているようなことだが、ホビーライダーでもこれは真似する価値はあると思う。

ラインでは、溝の使い方に注目。
コーナーリング中、溝に入れっぱなしで曲がるパターンと、コーナー前半は溝に入れずコーナー出口付近から溝に入れてグリップを最大限稼ぎ出し、加速に集中するようなライン。

ちょっとした工夫が、バイクの速度を保つことに役立っていると思う。

今までダニー・ハートの走りは、とにかく突っ込んで、突っ込んで曲がっていくっというイメージだったが、こうやって見てみるとかなりベーシックな走り方をしているんだと思えた。

それにしても、ほんと凄い走りだなぁ~