迷宮入りするセッティング!?

ダンパーを調整するとどうなる?(その6まで)のなかで、コンプレッション、リバウンドのそれぞれを調整することで、サスペンションの動きがどう変化するのか?またそれがバイクの動きにどう変化を与えるのか?そんなことについてさわりを書きましたが、今回からは、実際にこんなときはどうする?っということについて書いてみようと思います。

今回は、実際にセッティングを行うにあたりよくあるセッティングで迷宮入りしてしまうパターンを紹介しておきます。
迷宮入りしてしまうと、「分からないからもういいや」っとなってしまうので、そうならないための事前にしっておいて欲しいことです。


・タイヤの空気圧なんか気にしない
必殺ハンドエアゲージで「2気圧ぐらいかな?」ってやつ、もしくはまったく気にしない。フロントカチカチ、リアぶよぶよ。バイクの動きはあやふやです。
もちろん、サスペンションの感覚もあやふや。

・タイヤがつるつる。
スライドのコントロールを覚えるには最高ですが、バイクの動きが不安定になるので、セッティング出しには不向き。

・セッティング出しを行う前の値を把握していない。覚えていない。
調整をして走りがわるくなっても気にしな~いってひとはそのままいきましょう(笑)
もとに戻したいひとは、エアサスならエア圧、プリロード値、コンプ、リバウンドのダイヤルを回している数値をちゃんとメモしておきましょう。

・一度に複数個所を調整する。
何が原因でバイクの動きが変わったが迷宮入り。
あせらず1つづつ変えていきましょう。

・毎回走るコースが違う。走らせ方が違う。
楽しみはセッティングが出てからですね。

・路面コンディションが変わっているのに、とことん突き進む。
あきらめも大事です。

・いろんな人の意見をとりいれてしまう。
みなさん考え方いろいろ、信じるの自分の感覚です。

という感じで、ひとつくらいは思い当たることありましたか?
次回からは、シチュエーション別にいろいろ考えてみたいと思います。