ダンパーを調整するとどうなる? その5 リバウンド編

本日も昨日に続き、リバウンドのダンピングについて書いてみようと思います。
本日は、早くした場合と遅くした場合、それぞれどのようになるのか?
その辺についてです。


コンプレッションとのバランスで成り立つのですが、リバウンドはバイクの姿勢変化を制御してくれるために利用します。
なので、バイクの動きを安定させたり、不安定にさせたりする要素があるわけです。

リバウンドのダンピングを強くする(戻りを遅くする)とバイクの動きは安定するようになります。
逆にリバウンドのダンピングを弱くする(戻りを早くする)とバイクの動きは不安定になります。

というように単純に考えて問題ないです。

ただし、バイクを安定させたいからといって、ただダンピングを強めておけば良いわけではないのです。
好みや技量によって乗りやすいと感じるリバウンドの早さはあるので、調整をしながら、走り比べてみるのが良いと思います。

また極端に強めると、サスペンションが戻りにくく、ライダーの体重移動に対して反応が遅くなり、バイクを操りにくくなってしまいます。
例えば、コーナーリングでサスペンションが縮んでいるほうが、バイクを倒すきっかけ作りはしやすくなりますが、この時リバウンドが遅いと倒したバイクを起こすきっかけを作りづらくなります。
なのである程度、戻りのスピードがあるほうがバイクを操りやすいと思います。

というように、基本はバイクの動きを安定させるために調整すると考えてよいと思います。
早からず、遅からずの具合を自分好みで見つけてください。

よく分からんという人は、asahiを見つけ次第、どれくらい?って聞いてもらえれば、実践しますよ!

次回は、コンディションに合わせてリバウンドのダンピングを微調整する方法を書いてみようと思います。