ダンパーを調整するとどうなる?その3

本日は昨日低速ダンピングの調整を行う部分で書き忘れたことがあったので、その補足です。

低速のダンピングを調整するメリットとして、余計な動きを制御すると説明しましたが、
デメリットを説明してませんでした。
低速のダンピングを効かせすぎると、細かな振動や玉砂利のような路面でサスペンションが反応しにくくなるので、逆に滑りやすくなります。
低速を調整して、突然すべるような感じが出てきたら、ダンピング強すぎのサインですね。

FOXのリアユニットには、プロペダルという調整機能がありますが、ペダリングロスを減らすための調整機能だと思っている人も多いと思いますが、根本的には、コンプレッションの低速のダンピングを調整して無駄な動きを制御しているので、路面との設置をコントロールするものです。なので、過度に掛けすぎると滑りやすくなってしまうのでペダリングの感触ばかりに気をとられない方がよいと思います。

急ぎ足になりすぎてしまわないように、今日はさらりと終わりにします!